一文レビュー

『「自分」を仕事にする生き方』 一文レビュー

これは、立花岳志さん主催のブログ塾での課題図書。
立花さんとのサクランボ狩りに行く途中、特急あずさの中で読みました。

はあちゅうさんというとブログ出身の作家さんで、炎上女王というイメージ。
課題図書でなければ手に取ることはなかったと思います。
正直、彼女にはあまりいい印象をもっていなかったのですが、この一冊で随分とそれが変わりました。

行間から、とても素直で誠実な人だということが伝わってきます。
自分に正直で、それを素直に表現するから、いろいろと言われてしまうのでしょう。

テーマである「自分を仕事にする生き方」について、丁寧に言葉を選んで書いてあります。
一歩を踏み出せない人の背中をポンと押せるよう、強すぎず、それでいて緩すぎず。
そのさじ加減が心地いい。

◆きょうの一文◆

モチベーションなんてものはこの世にない(P.175)

モチベーションなんていうものに頼っているから、モチベーションがないと仕事ができないという暗示にかかってしまう。

モチベーションあるなしにかかわらず、どんなにやる気がなくたって、締め切りはやってくる。

体調が悪くてもどうにもこうにもヤル気がでなくても、ある一定以上のクオリティで仕事を締め切りまでに終わらせなければいけない。

そんなことを思い出させてくれた珠玉の一文。